現在、fukata.orgのドメインで利用しているサーバは、DTIから提供されているServersMan@VPS StandardとAmazonのEC2 micro instanceを利用していました。
月額料金が大体3000円程度かかっており、EC2 micro instanceだけで25ドル程度毎月請求があり、安定性などを抜きにしてマシンパワー的に25ドルも価値を見出せず、ずっと割高感を感じており、どうせならUbuntu対応もしたServersMan@VPS Proにまとめた方がお得なんじゃないか思い、今回新たにProを申し込みました。
前回は申し込んだ後に10分くらいでSSH接続できるようになったと思ったのですが、今回は10分以上経っても繋がらずSSHで繋げるようになったのはTwitterで@serversman_vps宛にDMを送った翌日に対応されたらしく繋がるようになりました。
Ubuntuだと安心していたのですが、ServersManの方で設定を色々いじくられていました。
rootユーザ
CentOSの頃は、開通時はrootユーザのみの提供だったのですが、通常Ubuntuだと直接rootユーザで操作するのではなく、sudoを使って一時的にroot権限を得て実行するというのが標準だと思いますが、Ubuntuの場合もrootユーザのみの提供でした。なので、以下のようにsudoで作業を行うユーザとsudoが実行できるように設定を追加しました。
作業用ユーザの追加
# adduser ubuntu ... Password等の設定 ... # addgroup admin # usermod -G ubuntu,admin ubuntu |
sudoコマンドを実行できるように設定
# visudo |
visudoの編集内容
#includedir /etc/sudoers.d + %admin ALL=(ALL) ALL |
apache
Ubuntuを申し込むとシンプルセットという必要最低限のものしかインストールされていません。それでも、serversmanやapacheなど別に入れてもらわなくても良いものまで入っています。OSインストール後、SSHのみインストールしたものも提供してもらいたいです。
で、本題のapacheについてですが、Ubuntuでは、環境変数に実行ユーザなどを設定し、apache2.confなどでは、その値を利用するようになっていますが、ServersManの方でインストールされていたapacheには実行ユーザ等が直書きされていました。また、デフォルトのwww-dataではなく、daemonユーザになっていました。
普段、ローカルで利用しているUbuntuと設定が異なると後々面倒な事になると思ったので、ローカルにあるUbuntuサーバから設定ファイルのみをコピーすることにしました。手元にUbuntuサーバが無い人は、aptで設定ファイルごとpurgeして再度インストールする方法でも良いかもしれません。
cpuリソース割り当て
/proc/cpuinfoを見てみると、Standardの頃は2つだったCPUが4つに増えていました。また、メモリも1GB->2GB(保証は1GB)に増えているので、ブログ以外のメールサーバ等を一緒に動かしても、今のところは大丈夫なんじゃないかと思います。ベンチマークの結果等については、後日書きたいと思います。
まとめ
やっぱり、普段使い慣れたUbuntuだと比較的サーバ設定が楽でした。apt最高。
ただ、上記のapacheの件もあり、他にどの程度、デフォルトの設定と異なる部分が存在するのか調べていないので分かりませんが、環境を通常のUbuntuサーバの設定にリセットするシェルなどがあると助かる人が多いんじゃないかと思います。