phpのクラウド環境であるphper.jpでベンチマーク計測ソフトウェアのPHPSpeedを動かしてみたので、導入方法の際の注意点とベンチマークの結果を載せておきます。
今回、phper.jpを少し触ってみて、デプロイ容易さや使用できる言語もphpということで、ライブラリが揃っている言語なので、mockや個人的なサービスを使う環境としては良いかなと思いました。実際に仕事などで利用するには、有料オプションなどがきちんと実装(現時点ではまだ未実装?のようです)されてからかなと思います。ただ、今回ベンチマークを計測してみて、以前にhetemlとServersMan@VPSで同じソフトウェアで計測した場合と比べるとかなり良い結果となりました。
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PHPSpeedの導入
ベンチマーク結果だけを見たい人はこの項目は飛ばしてください。
ダウンロード
wget https://www.phpspeed.com/download2.php?file=phpspeed_v1_beta3.zip unzip phpspeed_v1_beta3.zip |
phperのプロジェクト用ディレクトリへコピー
mv phpspeed/phpspeed/* my-phper-git-repo cd my-phper-git-repo |
DB設定
vim config_db.php |
下記の項目について、phper.jpから提供されたDB情報に編集する。
//Enter your MySQL connection information below $dbhost = "localhost"; $dbuname = "ENTERYOURDBUSERNAME"; $dbpass = "ENTERYOURPASSWORD"; //This is the DB where all of the config and results data will be stored^M $dbname = "phpspeed"; |
デプロイ
git add --all git commit -m 'initial commit.' git push origin master |
この状態でアクセスするとphpコードがそのまま表示されていると思います。phpspeedの内部のソースを見てみるとphpショートタグが沢山あります。。。phper.jpの設定では、デフォルトではphpショートタグは許可されていないので、.htaccessを追加して許可する必要があります。
.htaccessを追加
echo "php_value short_open_tag 1" > .htaccess git add .htaccess git commit -m 'add .htaccess' git push origin master |
これで、正常に表示されることだと思います。DBの初期化を行えば、各種のベンチマークテストを行えるようになります。ちなみに、自分の場合はサーバを追加して30分ほどサーバにアクセスしても503が発生していました。
ベンチマーク結果
Benchmark Summary
Tests | phper.jp (Best Score/Avg Score) |
---|---|
Synthetic PHP BenchMark | 5,071/5,043 |
Synthetic MySQL BenchMark | 3,536/2,650 |
Synthetic Read/Write BenchMark | 2,604/2,586 |
Real World PHP BenchMark | 8,597/8,542 |
Real World PHP & MySQL BenchMark | 4,368/4,341 |
Server Benchmark | 3,309/3,098 |