最近、あまり個人的な開発を行なってなくて更新ネタもないので、docomo版 Xperia arcのOS 2.3.3のroot化をする機会があったので、それについて手順をまとめておきたいと思います。
ざっくり手順
- OS 2.3.2へダウングレード
- root化
- OS 2.3.3へアップグレード
と、かなりざっくりした手順ですが、簡単に説明すると、2.3.3でrootを取得する簡単な方法がないため、一旦2.3.2に落として、root取得が確認されているGingerBreakで取得後、2.3.3への公式アップデートを再度受けるというものです。幸い、2.3.2 -> 2.3.3のアップデートではrootの権限は保持されるようです。
今回root化に必要なファイル
とりあえず、これらを全て落とします。
焼く前の準備
そして、FlashToolを解凍後、docomo版 OS 2.3.2 ROMも解凍し、ftfファイルをFlashToolにあるfirmwaresディレクトリにコピーします。
ただ、この状態でROMを焼こうとするとエラーになり、正常に焼けません。そこで、7-zip等でftfファイルを開き、loader.sinをコピーします。これで、正常に焼けると思います。ちなみに、xperia arcのドライバーは予めインストールしておかないとドライバーを見つけられずROMを焼けないので予めインストールしておいてください。通常は、xperia arcをパソコンに繋いだら、新しいハードウェアの検出のダイアログが出ると思うので、そこをクリックするとインストール等の項目があると思います。
焼いてみる
- 設定 -> アプリケーションから提供元不明のアプリケーションをON
- 設定 -> アプリケーション -> 開発からUSBデバッキングをON
- Xperia arcの電源を落とす
- FlashToolを起動、FlashからdocomoのROMを選択し、OKをクリック
- USBで繋ぐようにダイアログが表示されたら、Xperia arcのキャンセルボタンを押しながら、USBを接続
これで、ROMが焼かれ、自動的に再起動すると思います。再起動後は、起動にかなり時間がかかるので、ちょっと心配になりますが正常に起動すると思います(2,3分かかりました)
捕捉
FlashToolでdocomoのROMを選択する際に右上の方に「wipe user data」みたいな項目が有るかと思いますが、コレにチェックするとユーザデータが消え、初期化します。チェックを外すとユーザデータは残りますが、2.3.2に戻した時に2.3.3で更新されたアプリ等でエラーが多発します。これは、再度2.3.3へアップデートを行うとエラーは出なくなります。
参考ページ
Android Info & Custom – Xperia Arc(SO-01C)SIMロック解除方法