Ubuntu 10.04にOpenCVをインストールするまで


最近、OpenCVを学ぼうと思い、開発マシンにインストールした時のログを載せておきたいと思います。

必要モジュールのインストール

コンパイルに必要なモジュール群です。

sudo apt-get install build-essential \
pkg-config \
cmake \
libtiff4-dev \
libjasper-dev \
libjasper1 \
libjasper-runtime \
libtbb-dev \
ffmpeg \
libqt4-dev \
libv4l-dev

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OpenCVのダウンロード

Open Computer Vision Library – Browse /opencv-unix/2.2 at SourceForge.net

上記のページからOpenCV-2.2.0をDLします。

今回は、ホームディレクトリ以下にインストールしたいので、とりあえず、~/usr/local/srcにダウンロードします。

cd ~/usr/local/src
wget -O OpenCV-2.2.0.tar.bz2 "https://downloads.sourceforge.net/project/opencvlibrary/opencv-unix/2.2/OpenCV-2.2.0.tar.bz2?r=http%3A%2F%2Fsourceforge.net%2Fprojects%2Fopencvlibrary%2Ffiles%2Fopencv-unix%2F2.2%2F&ts=1328574902&use_mirror=jaist"
tar jxf OpenCV-2.2.0.tar.bz2

インストール

インストール先として、~/usr/local/opencv-2.2.0を指定します。

cd OpenCV-2.2.0
cmake -D CMAKE_BUILD_TYPE=RELEASE -D CMAKE_INSTALL_PREFIX=~/usr/local/opencv-2.2.0 \
-D BUILD_PYTHON_SUPPORT=ON -D WITH_TBB=ON -D WITH_QT=ON \
./

すると、下記のようなエラーが発生すると思います。

linux/videodev.h : no such file or directory

Ticket #862: OpenCV-2.2-nov4l1.patch
を参考にファイルを編集します。

ここまでやったら、改めてcmakeからやり直してみてください。今度は正常に動作すると思います。

コンパイルパスの設定

~/.bashrcに下記を追加

# OpenCV 2.2.0
export PKG_CONFIG_PATH=~/usr/local/opencv-2.2.0/lib/pkgconfig:$PKG_CONFIG_PATH
export DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH=~/usr/local/opencv-2.2.0/lib:$DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH

設定を反映するために、下記も一緒に行います。

source ~/.bashrc

インストール確認

インストールが終わったことなので、早速サンプルプログラムを動かしてみます。
サンプルは下記を使用します。

ファイルをダウンロードし、下記のコマンドを実行することで、コンパイル・実行することができます。
Windowが立ち上がるので実行する場合は、デスクトップ環境の存在するところで実行してみてください。

wget https://gist.github.com/raw/1756286/299ea0b336323a1633c5021369223a5c698e7d74/put_text_sample.c
gcc put_text_sample.c -o put_text_sample `pkg-config --libs --cflags opencv` && ./put_text_sample

すると、下記のようなエラーが発生するかもしれません。

../../lib/libopencv_highgui.so.2.2.0: undefined reference to `cvCreateCameraCapture_V4L(int)’

もし、このエラーが発生したら、~/.bashrcに下記を追加します。

export LD_LIBRARY_PATH=~/usr/local/opencv-2.2.0/lib:$LD_LIBRARY_PATH

参考ページ

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